「夜のプール」(F100)(部分)
先週出品していた絵。
加筆して夏にまた出す予定なので(部分)だけのっけてみました。
人生ずっと、「大きな絵を描きたい」という衝動は自分の内からは湧き出てこないタチだったので、親しい先生に「ココに出しなよ(他と違って審査が公平でいいところだよ等々)」って言われて、大学卒業以来毎年デカい絵を描いていたけれど、「うーん、ナニ描こうかな~」って結構考えて描いていた。
プールという題材はなぜだかずっと「描きたい」と思っていたのに、好きな作家も描いているんでそれと似たものを描いちゃうんじゃないかな?と思って、なかなか描けなかった。
2年前、久々に仕事をし始めて忙しかった頃、作品展に向けて時間がなくて、なんも考えているゆとりがなくて、考えなしに「夜のプール」を描いたら、結構周りからの評判がよかった。
でも、2年前の夏の「デカい絵」を描く機会ではまだプールは描かず。考えて絵を描いた。
去年の夏の「デカい絵」を描く時は、いよいよ時間がねーって思って、「夜のプール」を描いたら、なんだか周りの反応がよかった。
「夜のプール」は描いているときにナゼだかあまり考えずに描ける。
考えないで描けるのは、非常に久しぶり。
大学の絵画ゼミの先生は、「考えて描くことも大事」ってしつこく言っていたけれど、どうも、あまり考えずに描く方がよさそう。
いや、考えてないって言っても、結局無意識にいろんな計算をして自分の思想も入っているだと思うんだけれども。
だから勉強は続けないといかん、とやっぱり思ってしまう、わりと真面目な自分に気づいた先週の作品展でありました。